熊本震災レポート:家とは「生命を守る器」
静岡木の家ネットワークに同行させて頂き、熊本県震災状況を視察させて頂きました。
到着当日に地震がきたりと、東日本同様にまだまだ予断を許さない状況なのかなと。
被災されていた家屋を見るに、如何に現行基準は耐震について補強が考えられているか、だがまださらなる課題はある事への意識改革もしなければならないと感じました。
永く住み続ける家。
家は沢山の物語が生まれる場です。
家族一人一人が主人公、子供が産まれ、大きくなる日々で、喧嘩したり、叱ったり、泣いたり、笑ったり、そして旅立ちもあり、新たな家族が増えたりと、生活があり人生があり思い出がある。
震災はそういった全てを一緒にして奪い兼ねない。
だが作り手が本当にそこに対して想いを持ち、人命や思い出、生活など「生命を守る器」として真摯に取り組まなければならないと。
家を売るとはそこまでの熱い想いがあってこそ。
「作られたモノ」を売るのではなく、情報を集め、良いモノを探し、お客様と共に全力で「創り上げていくモノ」を売る。
業務や作業ではなく、共に創り上げるからこそ、しっかりと生命を守る器を創り上げていけます。
東日本視察同様、熊本視察からもかなりの課題を頂きました。
設計士としてまた気を引き締め新たな取り組み姿勢で邁進いたします。
しかしながらやはり百聞は一見に如かず。
報道から貰う情報は大きなくくりではあっているものの、残念ですが震災の一面にしか過ぎない内容でもあるかなと。。。
熊本城
熊本城
熊本城全貌
益城町倒壊家屋
益城町全壊家屋
益城町金物破断状況
阿蘇村木造仮設住宅建設状況